体制・特色

System/Feature

体制・特色

専門科を有する回復期リハビリテーション病院

急性期治療が完了した患者さまに対し、機能回復や生活動作能力の改善に向けた専門的かつ集中的なリハビリテーションを受けることができる病院です。
当院は全病棟が回復期リハビリテーションに特化しており、運動機能の専門職である理学療法士、日常生活及び社会生活活動の専門職である作業療法士、脳卒中や骨折など病気や怪我の影響により生じた障がいや残された良い機能を丁寧に評価し、退院後の日常につながる生活動作・活動の再獲得を目指します。

ことばによるコミュニケーションや摂食の問題(話す・聞く・食べるなどの問題)、脳の損傷によって生じる高次脳機能障害の専門職である言語聴覚士。人と話し思いを伝える、周りに注意しながら動く、物事を覚える、判断するなど、対人関係や生活への適応にそった練習をします。また、お茶でムセたり、食べ物がのどにつまる感じがするなどの飲みこみにくさに対して、安全な食事摂取を目指し、自分らしい生活を構築できるよう支援いたします。

生活場面でのリハビリテーション

南館のリハビリテーションセンターには、大型機器を含むリハビリテーション機器を各種取り揃えています。また、病棟毎にも専門のリハビリスペースがあります。居室や廊下、トイレ、浴室などもリハビリテーションに適した広いスペースが設けられており、リハビリスペースだけでなく、実際に生活されている環境でのリハビリテーションも実施されています。

リハビリテーションの体制

多職種によるチーム医療体制

多くの専門職種がチームを組み、一人ひとりのお身体の状況に合わせた集中的なリハビリテーションを計画・サポートし、寝たきり防止や心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目指します。

365日リハビリテーション体制

日曜日や祝日を含め、週7日間リハビリテーションを実施。お正月やお盆も休みなくリハビリテーションが実施可能です。

1日最大3時間のリハビリテーション体制

患者さま1人あたり、1日のリハビリの平均時間:2時間20分(平成29年4月現在)発熱や外出などにより、リハビリの実施時間が少なくなることがあります。

スタッフ間の連携・協力体制

  • チームカンファレンス

    医師、療法士、看護師、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士により、入院されている全ての患者さまに対して月1回開催しています。
    一人ひとりの現状の課題を共有し、退院へ向けたリハビリテーションの計画や方向性、退院までに必要な準備などについての話し合いを行います。

  • スタッフ間の連携・協力体制
  • 全身状態、栄養管理サポート
     

    療法士による運動療法と管理栄養士による栄養状態のバランスをコントロールし、効果的なリハビリテーションにつながる支援を行います。
    また、歯科衛生士とともに口から食べるために必要な口腔ケアや食事機能練習を実施します。

  • 退院支援
    <退院前カンファレンス>

    ご本人・ご家族、ケアマネジャーなどへ退院前カンファレンスを行い、退院後の日常生活においてご自身で安全に遂行可能な見込みのある活動や転倒の危険性などの注意点などについての説明と情報伝達を行います。

  • 退院後サポート
    <訪問リハビリ>

    また、当院では、回復期病棟を退院された方を中心に、理学療法士などが直接ご自宅を訪問する訪問リハビリテーションによる支援を行っております。
    内容は、身体機能の維持・向上だけでなく、歩行練習やトイレ動作練習、入浴動作練習などの日常生活に直結した働きかけを行います。
    (※詳細は、訪問リハビリテーションページ

  • <装具外来>
     

    主に入院時に下肢装具を作製された方などを対象に、装具の不具合や新規作製などの各種ご相談を承っております。外来診察は木曜日午後の完全予約制となっております。

当院のご案内