看護部

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看護部

看護部のご案内

看護部では、患者さまができるだけ住み慣れた場所で暮らしていけるよう、また職場復帰できるよう精一杯お手伝いします。

看護部長メッセージ

回復期リハビリテーション病院では、急性期病院で治療を受けられた患者さまを早期に受入れ、24時間の関わり全てをリハビリと捉えています。日常生活動作の向上、在宅復帰・職場復帰を目標に多職種チームで患者さまやご家族さまを支援し、「その人らしく生活していただける」よう充実した医療・看護・介護を実践しています。
そのため、看護師・介護士の教育では知識・技術のみならず、倫理観や思いやりの心を大切にしています。
患者さま、ご家族さまに寄り添い、笑顔と思いやりのある看護・介護に努めてまいります。

看護部長(認定看護管理者)

乾 真弓

認定看護師メッセージ

多岐にわたる原因(脳血管疾患、神経筋疾患、認知症、加齢など)により「食べる・飲む」といった摂食・嚥下機能が障害されることがあります。
入院患者さまの嚥下障害に対して、多職種で協力し、専門性を活かした評価・診断・治療を実践しています。
その中でも、患者さまが「自分らしさ」を取り戻すために、生活視点の包括的な評価は重要です。
一人でも多くの方が、口から食べる喜びを感じて頂けるように、心を込めて支援させて頂きます。

摂食・嚥下障害看護 認定看護師

高濃 麻里子

看護部の理念

「患者さまの人権を尊重し、その人らしい生活が送れるよう、
安心・安全で信頼される看護・介護を実践します」

看護部方針

  • 職業倫理に基づき、患者さまの人権を尊重した看護・介護を実践します。
  • 患者さまに寄り添い、温かみと思いやりのある看護・介護を実践します。
  • 主体的に自己研鑽し、回復期リハビリテーション看護・介護の専門的知識・技術の向上に努めます。
  • 安心・安全な療養環境・職場環境を作ります。
  • チーム医療を推進します。

看護体制

  • 看護配置:13:1
  • 看護方式:≪固定チームナーシング方式≫
    病棟では看護A、看護Bと2つのチームに分かれ、20名の患者さまを1チームが24時間体制で看護します。
  • 看護業務
    1.一日の流れ
時間 看護内容
8:30 申し送り
多職種カンファレンス
9:00 環境整備
10:00 検温、処置、看護リハビリ
12:00 食事介助
(11:30~13:30) (交代休憩)
13:00~15:00 チームカンファレンス
検温、処置、看護リハビリ
16:00 記録
16:45 申し送り
17:00 業務終了

摂食機能療法について
2.摂食機能療法について摂食機能障害がある患者さまへは、医師の診断のもと、摂食・嚥下障害看護認定看護師を中心とした「摂食嚥下サポートチーム」が関わります。認定看護師が直接・間接嚥下訓練、歯科衛生士が間接嚥下訓練といった摂食機能療法を行い、患者さまの摂食機能の向上を促進します。
口腔ケアについて
3.口腔ケアについて当院では歯科衛生士を配置し、看護師と協働しながら、日々の患者さまの口腔衛生保持に努めています。ご入院された患者さまを対象に、歯科衛生士が口腔内スクリーニングを行い、必要に応じて専門的な口腔ケアを行います。(治療が必要な方には院内での歯科診療をおすすめしています。)とくに経口摂取できない方や誤嚥性肺炎のリスクが高い患者さまには、歯科衛生士による専門的な口腔ケアにより二次合併症や感染症の予防に努めています。

看護部教育について

  1. ①教育方針

    主体的に看護実践能力を向上し、質の高い看護が提供できる看護師を育成する。

  2. ②教育目標
    1)看護専門職として患者さまを尊重した豊かな人間性と看護実践能力を身に着けた看護師を継続的に育成する。
    2)自己能力開発を主体的に行い、社会から期待される役割が遂行できる看護師を継続的に育成する。
  3. ③教育体制
    看護師には看護職能制度(ラダー)に基づいた教育研修計画や、新人教育、中途採用者教育、認定看護師養成支援制度があります。介護士には介護福祉士資格取得に向けた介護職キャリアアップ支援制度があります。
  4. ④認定看護師及び資格者在籍数

    認定看護師

    • ・認定看護管理者 1名
    • ・摂食・嚥下障害看護認定看護師 1名
    • ・回復期リハビリテーション看護師認定 2名
  5. ⑤研修
    院内研修(基本、就業時間内に実施しています。)
    学研メディカルサポート導入による配信研修(病院内PC、病棟内タブレット視聴可能)を中心に、看護基礎教育研修(新人研修)、看護専門研修、介護士研修を行っています。他職種によるリハビリテーションに関わる専門研修なども開催しています。

    院外研修(院外研修は積極的に参加を支援しています。)
    日本看護協会、大阪府看護協会・支部、回復期リハビリテーション病棟協会、日本リハビリテーション看護学会、固定チームナーシング研究会などが主催する研修や各種学会に参加しています。
  6. ⑥看護研究実績
    「認知症患者の介護拒否における看護師の役割~看護スタッフの認知症理解を目指して~」
    回復期リハビリテーション病棟協会研究大会発表 2012.2

    「在宅復帰を目指す家族支援~対話による家族心理の検討~」
    回復期リハビリテーション病棟協会ケア大会発表 2012.10

    「転倒・転落予防策への取り組み~多職種間での情報共有と知識の標準化を試みて~」
    回復期リハビリテーション病棟協会研究大会発表 2013.2

    「回復期リハビリテーション病棟における目標シート導入の試み~チームアプローチ向上へのコミュニケーション活性化と患者にもたらす効果について~」
    回復期リハビリテーション病棟協会研究大会発表 2014.2

    「回復期リハビリテーション病棟におけるコミュニケーションツール導入の試み~チームアプローチ向上へのコミュニケーション活性化について~」
    看護実践の科学誌 論文掲載 2016.3

    「回復期リハビリテーション病棟における摂食機能療法による口腔環境と嚥下機能改善の現状」
    回復期リハビリテーション病棟協会研究大会発表 2023.2

    「複合要因による嚥下障害患者への姿勢調査アプローチが奏効した1例」
    大阪府看護学会 2024.12

    「患者さんと家族の思いに寄り添った退院支援~患者さんの希望と家族の決断を信じて~」
    リハビリナース 2025.1 掲載

    リハビリテーション部との共同研究
    「トイレ自立度把握テープの導入による安全対策の効果について」
    回復期リハビリテーション病棟協会研究大会発表 2015.2

    「ベッドサイド安全対策ボードの院内運用化への取り組み」
    回復期リハビリテーション病棟協会研究大会発表 2015.2

    「移乗介助で看護師が示す患者教育専門家としての態度~理学療法士が行う専門的移乗技術を習得した看護師が醸し出すPLCによる効果~」
    全国回復期リハビリテーション病棟協会ケア大会発表 2017.10
  7. ⑦看護学生実習の受け入れ
    当院では、地域の看護の質向上のため、未来を担う看護師の育成に取り組んでいます。近隣大学より看護学生の臨地実習(老年看護学)を受け入れています。

看護部

団体名 資格名 配置人数
公益社団法人日本看護協会 認定看護管理者 1名
公益社団法人日本看護協会 摂食・嚥下障害看護 認定看護師 1名
回復期リハビリテーション病棟協会 回復期リハビリテーション看護師認定 2名
公益社団法人日本看護協会 認定看護管理者教育課程サードレベル修了者 1名
公益社団法人日本看護協会 認定看護管理者教育課程セカンドレベル修了者 1名
公益社団法人日本看護協会 認定看護管理者教育課程ファーストレベル修了者 8名
公益社団法人大阪府看護協会 大阪府保健師助産師看護師実習指導者 2名

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